レター#鵜川医院レター
文系と理系の百年戦争
文理は19世紀末に分けられたが両輪として存在した。だが1959年スノー以降分裂が決定的に、百年近く争い続けている。しかしAIが実用性を奪った今、価値や意味を問う人文が残る。一方、診察室では両輪が共存していた。
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文理は19世紀末に分けられたが両輪として存在した。だが1959年スノー以降分裂が決定的に、百年近く争い続けている。しかしAIが実用性を奪った今、価値や意味を問う人文が残る。一方、診察室では両輪が共存していた。
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サルトルの「自由の刑」——人は自ら選び自らを作る。その厳しい自由をフロムと対比し、医療現場に読み替えます。/人間の記憶はあまりあてになりませんけれど、思い出すという行為は時にクリエイティブです。ある日の記憶をつらつらと書いたエッセイ。
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検診大国のはずの日本で死亡率は先進国最悪。一方欧米では大腸がんの若年化が起きている。鍵を握るのは腸内細菌が作る発がん物質コリバクチンかもしれない――そして傷は幼少期につく。臨床医の目から見た、粘膜バリアと炎症をめぐる仮説。/『自由からの逃走』を書いたフロムは、人は自由を手に入れるとこわくなり、それを誰かに預けてしまうと説いた。なぜ人々はヒトラーを受け入れたのか。中学生に向けて、自発性と孤独、そして責任について語る一篇。
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電卓が電気泥棒と呼ばれた時代の話から、イタリア料理店で出会った謎メニュー「豚肉のナポリ風ジェノベーゼ」の起源を遡り、さらに430℃の薪窯調理へと連想が広がり、省エネ化できない伝統技術と抗えない食欲の関係を自己言及的に描くエッセイ/ワールドカップで話題にもなったこむら返りへのピクルスジュース、そして芍薬甘草湯、サプリ各種を、効き方と注意点つきで比較した患者向けガイド。
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超高齢社会の情報聴取能力をAIが獲得するためにどうすればいいのだろうか。査読のない雑多な科学も楽しんで下さいというページを作りました。いろいろな争いや抑圧が残すのは傷だけだろうか……しかしゲームやスポーツであるならばそれは人間という種の好ましい特徴ではないか、という話。
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夏の貝を避けるという知恵をすでに11万年前のネアンデルタール人が持っていたことに驚く。詩の教育を我々は十分に受けてこなかったのではないか、しかし今からでも十分できます。そのネアンデルタール人とサピエンスが美意識を共有してたんじゃないかという夢のある話題
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クールジャパンの「お菓子文化」に関する洞察と、お菓子ばっかり食べていると辿りつけないマインドについて述べています。鋭いプロファイリングも、シャーロック・ホームズとは異なりしばしば滑りがちな外来の風景。10年単位で進歩する医学をのんびり俯瞰する試み。フッ化水素酸をテーマにアートと科学を切り取ってみました。
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死ぬために生まれた者たちと、生き残る者たち 「知ってた」=「忘れてた」 Planet Wildlife というサイトに、"Animals That Are Born to Die"(死ぬために生まれた動物たち)という記事がありました。産卵後に生きたまま腐敗する太平洋サケ、口すら持たず24時間以内に死ぬカゲロウ、繁...
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体重は、訊く 体重を量らずに、訊いています。 外来での話です。検診ではあらかじめ機械的に測定されてしまいます。でもそれではせっかくの情報が失われてしまうのはないでしょうか。 外来では、まず訊きます。「体重は?」——この三文字、あるいは五文字の問いは、ときに人間性を炙り出すでしょう。 「体重は?」「えー、夏は水を飲...
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美術館のカフェで 「関係ないことで恐縮ですが」と学生さんが言った。 関係ないことで恐縮、という前置きは、それ自体が言葉遊びのようだ。恐縮は態度を示すが、言葉にした時点で縮こまるどころか「今から面白いことを言うよ」の意味である。この言葉遊びを作ったのは何十年も前の芸能記者だったと思う。 だいたいこういう前置きの後に...
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【重要】麻疹(はしか)が発生しています 2026年4月現在、伊勢原市内および神奈川県内において麻疹(はしか)の発生が報告されています。 比較的多い問い合わせ Q: 私は大丈夫でしょうか 以下の表の通りです。無防備な子どもたちを守るために、感染を広げない行動をとる必要があります。 | 年齢層 | 抗体保有状況の特徴...
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お腹の中に「ホスピタリティ」を育てる方法 皆さんは、 「ブリストル」 という言葉を聞いて何を思い浮かべますか? 旅好きな方なら、パリにある最高級の豪華ホテル「ル・ブリストル・パリ」を思い出すかもしれません。ブリストルはウィーンなどにもあるので、チェーン?と思いきや、そうではないのだそうです。其々勝手にブリストルを...
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「檸檬」の déjà vu 既視感 2026年3月24日、朝日新聞の「天声人語」が、神保町の電話ボックスに集まる若者たちと梶井基次郎の『檸檬』を結びつけて語っていた。人気アニメ『チェンソーマン』の聖地巡礼と、かつて京都の丸善にレモンを置きたいと憧れた文学少年の思い、これが見事に重なるというコラムだ。 さらに評論家...
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「>120」の向こう側にある景色 ―太郎が自分の血圧と向き合うまで― 1. 血管の「ささやき」と、デジタルの「叫び」 この物語の主人公は山田太郎と言います。ちょっと医学に詳しい60歳。 薬を飲むのが好きか嫌いかを問われると太郎は前者です。抗アレルギー薬などは、「片っ端から自分で試してみる」タイプ。それでも「血圧を...
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嗅覚障害とそのリハビリに関する徒然 COVID 19以外でも嗅覚障害が起きる場合はあり、その経過を見ているとしばしば考えさせられることがある。 嗅覚は、「花、果物、スパイス、樹脂、煙、悪臭」、以上6種類の大まかなカテゴリーに整理されることがあるが、実際には記憶や情緒と強く結びついた、きわめて個人的な感覚でもある。...