2026/3/8 レター
#AI
「<120」の向こう側にある景色 ―太郎が自分の血圧と向き合うまで― 1. 血管の「ささやき」と、デジタルの「叫び」 この物語の主人公は山田太郎と言います。ちょっと医学に詳しい60歳。 薬を飲むのが好きか嫌いかを問われると太郎は前者です。抗アレルギー薬などは、「片っ端から自分で試してみる」タイプ。それでも「血圧を...
2026/2/18 レター
#AI
アドレナリン市場(1) アドレナリン点鼻薬のネフィーが使えるようになりました。アナフィラキシーに対する緊急補助治療薬です。1mgと2mgがあって、後者は24672.1円の薬価が設定されています。アルフレッサが発売。製造後2年使用できるのが良い点でしょう。エピペン0.3mg(10203円/筒)を処方するにはそれに加...
2025/9/16 レター
#AI
壁を前に、学者はどう振る舞うか あるインターネット掲示板に、こんな質問が出ていました。 「数学オリンピックの難しい問題に取り組んで、4時間も5時間も考えても全くアイディアが出ません。自分は数学の道をあきらめるべきでしょうか?」 正直に言えば、この質問は冗談(いわゆる“釣り”)の可能性もあります。しかし、もし本気で...
2025/7/22 レター
#AI
「言語ゲーム ― Term 6.1」 患者のA1cが6.1%であった。 6.1という数字で何を思い浮かべるだろうか。カリウムなら「やべー」であろうし、A1cであれば「ああ、食後に上がってるな」である。 そういう職業である。もちろん赤血球寿命は人により違う。血液内科が専門であれば「おや、鉄欠乏?」などと思うのかもし...
2025/6/28 レター
#AI
「薬で痩せる時代」の封筒は重かった 販売促進のために、製薬メーカーが重たい資料を送ってきました。無駄だと思いましたが「読ませる」が目的ならば達成はしています。 思い出したのが先日、「ダイレクトメールを読ませるための嘘800通り」、という記事を読みまして、その内容。 How Many Lies Can You Fi...
2025/4/30 レター
#AI
私の外来にありがちなこと しばしば患者さんたちは独特の言い回しをしますが、発想が違うため自分のワーキングメモリ(短期記憶部分)でインデックス化(何かと関連付ける作業)できず記憶の宮殿に残らないのです。半日経過する頃には忘れているのが残念。だから時々診療が終わってすぐにメモをすることがある。このセリフもその一つです...
2025/3/17 レター
#AI
x=t/3 の地点を振り返る 1987年、19歳の3月29日、私はニューアークにある空港から電車を乗り継ぎ、「このあたりは空が広いな」などと思いながら5階建てのレンガ造りのビルの前にのんびり佇んでいました。その後生死の狭間を目撃するという自覚もなしに。 バックパックを背負い旅をすることに憧れていた自分は、春休みに...
2024/8/10 レター
#AI
ビートルートジュース 映画『ビートルジュース ビートルジュース』9/27 金 日本公開! 無機硝酸塩がアスリートのパフォーマンスを上げるという報告が相次いでいます。オリンピックの選手たちも飲んでいるのでしょうか。今までは発癌とかメトヘモグロビン血症の可能性を指摘されていたのが変化してきたらしいと知りました。どうり...
2024/2/15 レター
#AI
イッヌ、ぬこ、とりさん 友人がある日、 Canine (英語で犬のこと、医学部ではよく使うかしこまった言葉です。彼らを実験動物として扱う事があり、なんとなしに一歩引いてしまい、このような呼び方をして心理的な安全性を保ちたいのだと思います)のことを「 イッヌ 」と読んでいました。これは「 ドッグ 」の日本語訛りらし...
2023/9/25 レター
#AI
コロナ後遺症について 東海大学東洋診療科の野上准教授の外来に訪れるコロナ後遺症の患者さんについて教えていただきました。 男女ほぼ同数で年齢によるばらつきも少ない印象。症状はだるさが多くを占め、あとは個別に頭痛や咳などと続きます。 隠か陽かで言うと、ほぼ隠。陽の人も若干いる、ということは重要かと思います。私はこれで...
2023/5/23 レター
#AI
大規模言語モデル(LLM)の一つ、 chatGPT が非常に人間らしい答えを書いてくれる時代になりました。皆さんへの私の返答も、GPTによりブラッシュアップされます。すっかり人工知能に頼った生活になっており、知性とは何なのかという問題にもう一度突き当たります。 LLMの成果物としては、openAI社の開発したGP...