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x=t/3 の人生地点を振り返る / 不眠 / ジャンクフードと脳 / 柑橘類とうつ病 / 鼻スプレーとTBI / テクノストレスとは

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目次

x=t/3 の地点を振り返る

1987年、19歳の3月29日、私はニューアークにある空港から電車を乗り継ぎ、「このあたりは空が広いな」などと思いながら5階建てのレンガ造りのビルの前にのんびり佇んでいました。その後生死の狭間を目撃するという自覚もなしに。

バックパックを背負い旅をすることに憧れていた自分は、春休みに航空券を手にして、たいした目的もなく家を出たのでした。カリフォルニア州からネバダ州、ミシガン州、フロリダ州、そしてニューヨーク州へと旅をしていたのです。

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目的はないと書きましたが重要な出会いはありました。ミシガン州で叔父の須川暢一先生(身内なのに「先生」と敬称をつけるのはどうかとお考えの方もおられるとは思いますが、尊敬しており、とてもじゃないが呼び捨ては無理)の自宅にお邪魔したところ、当時昭和大学藤が丘病院の教授で世界的に有名な藤田力也先生がたまたま滞在しておられ、お小遣いをもらいました。

そしてなんとなく「この先生達についていけば世界レベルの仕事を見られるのだろうな」と思ったのでした。その10年後にミシガン州に戻ってきますし、さらに2年後藤が丘病院にお世話になることになるのです。

ニューヨーク州では、父が内視鏡を教えた外科医の布村健一先生にお世話になりました。布村先生は私のパソコンの師匠で、中学生のときにCP/Mなど珍しいOSの事を教えてもらいました。彼はバイリンガルで、米国の医師免許試験を受け、ロングアイランドの病院のレジデントとして再スタートしていたのです。

しかし米国の現実は厳しかったようです。学歴主義、人種、生活や治安、文化、バイリンガルで周囲の声が聞き取れてしまうだけに悩みは深かったのかもしれません。いわゆる普通の病院見学にありがちな「良い面だけ見せる」のではなく「裏の面」も説明しながら見学させてくれました。

「急患がついた、行くよ」

レジデントは24時間オンコールで病院脇のアパートに住んでいます。冒頭のレンガ造りのビルはそのアパートで、私も泊まらせてもらったので一緒に夜中に飛び起きて向かいます。病院中庭のヘリポートにはエンジンがかかりローターが回っているヘリコプターがありました。ヘリで搬送されてきたようです。強い風で荷物が飛ばされないか注意しながら歩く必要があり、さながら映画のワンシーンのようでした。当時はまだERみたいなドラマはなかったですから、むしろ地獄の黙示録などの戦争映画をイメージしました。患者を乗せたストレッチャーは初療室に運ばれていました。

「刺激があるかもしれないが大丈夫?」「大丈夫です」という会話が自分と布村先生の間であった気がします。

黒人女性で交通外傷でした。状態は悪く、すぐにでも治療を始めないといけないタイミングだというのは自分にもわかります。

「しかしまずHIVの検査をする事が義務付けられていて、その結果が出るまで手が出せないのだ。あと、手袋は二重だ」と布村先生は言い、動脈から採血をしていました。他のスタッフもそれぞれレントゲンの準備をしたり、消毒をしたり、呼吸状態をチェックしたりで忙しそうです。HIVは1981年に米国で初の報告があり、1987年3月時点まだ治療法がなく「怖い新興感染症」という扱いでした。

ポリシーは様々な理由があって決定されるのは理解できますが、結果が出るまで手が出せない?そういうもの?と首をかしげていると、「そういう矛盾がね、あるんだよ、おかしいよね」と布村先生は言い、「治療がどのくらいかかるかわからないから」と先にアパートに戻るように指示されました。翌朝、残念ながら患者さんが助からなかった事を聞きました。

現場の過酷さは、父の病院でも見知っていたので、驚きなく冷静に受け入れていました。短い時間でしたが、甘くない現実を自分事として見つめる機会を提供してくれた布村先生に感謝しました。

HIVに対しては1987年11月に治療薬AZTが登場します。開発者の一人が満屋裕明博士です。当時日本では多くの血友病患者さんが罹患していました。その薬害エイズの患者会が結成されたのが1988年。HIVがまとっていた雰囲気をニューヨーク州で体験したためか、とても身近に感じました。その偏見の不条理や、メーカーのエゴや、治療の進歩を見つめ、もう37年も経ちました。友人の井戸田一朗先生が日本におけるHIV診療のトップランナーで、疎遠にならずに済んでいるのは彼のおかげと感謝しています。

ドクターヘリは1995年の阪神・淡路大震災で注目され、1999年以後徐々に日本にも普及していきました。東海大学は日本で最初に導入された2箇所のうちの一つです。救命センターの中川儀英教授とは学生の実習のことで年1度お会いするのですが、先ごろ総務省より「救急功労者表彰」をお受けになり、ドクターヘリの導入に尽力された方だ、と知りました。

現在57歳ですが、ちょうど人生の1/3にあたる時期、すなわち[ x=t/3 ]の地点で見た風景は、時が経つにつれて異なる輪郭を形成します。HIVともドクターヘリとも直接には関わりのない人生を送りましたが、生と死、感染症と医学、医療の表と裏、そして医学の進歩、それらは何度となく目の前に現れるテーマで、当時記憶に留めるに過ぎなかった医療の矛盾や、科学の進歩が、色彩を帯びて見えてきます。

19歳の多感な時期、複雑な体験でレジリエンスを身につける事が出来たのは幸運な事でした。振り返るとこの1/3の地点は自我形成に重要だったかもしれません。

不眠のパラドックス

我々がプライマリ・ケア医として睡眠を治療する際のゴールは、患者の満足ではなく「日中のパフォーマンスを向上させること」です。求めるものと食い違う患者さんは戸惑ってしまいますね。それを補足したくてこの文章を書いています。

多くの患者は、「X時間眠りたい」「途中で目覚めずに眠りたい」「若い頃のように深く眠りたい」といったことを目標にしています。実際、かつては医師もそのような目標を重視し、良かれとベンゾジアゼピン系の薬を多く処方していました。しかし、それらには依存や転倒のデメリットがあります。人類の高齢化もあって薬の弊害がメリットを上回るようになり、徐々に治療方針が変化してきました。

現在では、睡眠薬の処方には慎重を期しており、相談があったからといってすぐに薬を出すことはありません。ただし、例外として PTSDや肉親の死など、大きな環境変化がある場合は投薬を考慮します。また、適応障害などで1ヶ月以内に治療終了が見込める場合 にも、薬物療法を優先することがあります。

以下にアルゴリズムを示します。

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このガイドラインはよく出来ていて、A、B、C、Dと進めた場合、半数以上の患者さんは睡眠剤は不要とおっしゃいます。評価方法そのものに認知行動療法の効果があるらしく、自ら気づき、改善していくのです。

私はナポレオンに憧れがあるわけではないものの、寝る時間が少ないので自分なりに工夫しています。

  1. 夜にスマートフォンを使うことは大変脳に良くない事は実感しており、23時以後は「ポケモンスリープでモンスターを寝かす」作業をして、触らない(操作できない)ようにしています。
  2. 家の電球の照度が低い。多くの日本の家庭の半分以下かもしれません。最小限の電球で暮らしている印象です。
  3. 夢を見たらなるべくメモします。数秒で忘れるので時間との争い。自ら内容を分析しないほうが良い、とされているように思いますが、たまに面白いのがあります。ユングの著作を読むと夢は人を成長させる、と解釈できます。
  4. ヤクルト1000を飲んで気分をあげます。
  5. 部屋は真っ暗にします。昔は幽霊が怖くて豆電球なしで寝られなかったのが嘘のようです。

こういう工夫を挙げればきりがなく、まだまだあります。自分で思いつくほうが長続きしますから、色々考えてみて下さい。

たった5日間でも脳が変わる?— ジャンクフードと脳の代謝

はじめに

たまにはジャンクフードを食べたい!」と思うことがみなさんあるのかないのか。あれば問題なのかもしれませんが、仮にそのような欲求に駆られて短期間でも食べちゃったとしたら……。Nature Metabolismに掲載された研究で、たった5日間ジャンクフード中心の食生活を送るだけで、脳のエネルギー代謝に乱れが生じる可能性があることがわかりました。短期間でも、脳の働きに大きな影響を与えるということを示唆する驚きの結果です。「チートデイ(ダイエットの最中に自由に食べて良い日)は1日2日」には根拠があった。

研究の概要

この研究では、健康な成人を対象に、ジャンクフード(高脂肪・高糖質の食品)を含む1500Kcal多めの食事を5日間摂取させた後、脳の代謝を測定しました。その結果、食欲や満足感を調整する脳の領域に変化が見られ、食事の満足度が下がる一方で、過剰なカロリー摂取を促進する可能性が示唆されました。脳には可塑性があって、それが組み換えられるという仮説。

まとめ:実践的なアドバイス

ジャンクフードを完全に排除するのは難しいですが、次のような工夫で悪影響を最小限に抑えることができます。

連続して食べすぎない

週末だけの楽しみにする、翌日はバランスの良い食事を心がける。

血糖値の急上昇を防ぐ

ジャンクフードを食べる際は、食物繊維やタンパク質を一緒に摂取する。ほんとかどうかは諸説ありますが。

発酵食品や抗酸化食品を取り入れる

腸内環境を整えることで、脳への悪影響を軽減できる可能性があります。なぜか今「発酵バター」という単語が思い浮かびましたが、たぶん身体には悪いです。


A short-term, high-caloric diet has prolonged effects on brain insulin action in men

柑橘類がうつ病リスクを22%低下させる?— 腸内細菌と脳の関係

軽い話題を連続して書いています。めちゃくちゃ重要ではない論文を、さらっと読み流す程度にどうぞ。

はじめに

オレンジやレモンといった柑橘類は、爽やかな香りとビタミンCの豊富さで知られています。しかし、最近の研究で、柑橘類の摂取がうつ病リスクを22%低下させる可能性があることが明らかになりました。さらに腸内細菌が関係していることを示すデータが示されています。

研究の概要

ハーバード大学医学部の研究チームは、約15年間にわたる長期追跡研究を実施しました。対象は3万人以上の男女で、柑橘類の摂取頻度とうつ病の発症率を調査しました。その結果、

1日1個のオレンジを食べることで、うつ病リスクが約20%低下

柑橘類を多く摂取する人は、他の果物を食べる人よりも明確にリスクが低い

食事や運動、BMIなどの要因を調整しても、柑橘類の影響は有意に残る

ということが判明しました。

なぜ柑橘類がうつ病予防に?— 腸内細菌の働き

研究チームは、柑橘類を多く摂取する人の腸内細菌のプロファイルも分析しました。その結果、

🔹 Faecalibacterium prausnitzii という善玉菌のレベルが高いことが判明

🔹 この細菌はは抗炎症作用があり、脳の健康に関与

🔹 この菌がセロトニンやドーパミンの代謝に関与し、気分を安定させる可能性がある

つまり、柑橘類を食べることで腸内環境が改善され、それが脳内の神経伝達物質のバランスを整えることにつながると考えられています。

この論文は因果関係を示したわけではなく、観察に過ぎませんが、栄養そのもの、ではなくて間接的に柑橘系が腸内細菌叢に与えた影響が、という発想は悪くはありません。

まとめ:はたして伊勢原市民はどうなのか

日本では柑橘類は1年中食べるもの、でもない気がします。季節性があって冬にはたくさん食べるものの夏はそうでもない。これがメンタルに与える影響はどうなのでしょうか。

伊勢原の皆さんと話した30年ではこの傾向には気づかなかったわけですが、みかんをどのくらい食べるか、は定番の会話ですので今後も観察してまいる所存。

そして、酪酸をつくるこの F. prausnitzii という細菌は次世代のプロバイオティクスとして注目されているんです。酪酸菌、というくくりではミヤリサン(ミヤBM)もそうですよ。当院でも飲んでいる方がたくさんいて、これはこれで注目です。

F. prausnitzii potentially modulates the association between citrus intake and depression - Microbiome

鼻スプレーが脳損傷(TBI)治療に新たな希望をもたらす?

今回はこの調子でどんどん書きましょう。

はじめに

外傷性脳損傷(TBI)は、交通事故やスポーツ外傷、転倒などによって発生し、長期的な認知障害や運動機能の低下を引き起こす深刻な疾患です。現在、TBIの治療法は限られており、特に慢性的な炎症を抑える効果的な手段が求められています。そんな中、鼻スプレーを使った新しい治療法が注目されています。

鼻スプレーによる治療の仕組み

研究チームは、TBIによって生じる慢性的な脳の炎症に注目しました。脳損傷が起こると、血液脳関門(BBB:Blood-Brain Barrier)が破壊され、T細胞が脳内に侵入し、免疫反応が過剰に働いてしまいます。これにより、脳内のミクログリア(脳内の免疫細胞)が過剰に活性化し、神経細胞を破壊してしまうのです。

抗CD3抗体を含む鼻スプレーは、T細胞の過剰な反応を抑え、脳の炎症を軽減する

脳内のミクログリアとの相互作用を促し、神経細胞の破壊を防ぐ

マウス実験では、運動機能や認知機能の改善が確認された

マウスでの実験を大学院時代していましたが、鼻の穴がうんと小さいので、そこにスプレーするという発想は僕にはありませんでした。その点で感心しました。

他の変性疾患への応用可能性

この鼻スプレーに含まれる抗CD3抗体は、T細胞の免疫反応を調整する役割を持っています。この作用はTBIだけでなく、アルツハイマー病や多発性硬化症(MS)などの変性疾患にも応用できる可能性があります。

特に、 🔹 アルツハイマー病では、過剰な免疫反応が神経細胞の破壊を促進

🔹 多発性硬化症では、自己免疫反応がミエリン(神経の保護膜)を攻撃

といったメカニズムが関与しており、抗CD3抗体による免疫調整が有効な可能性が示唆されています。

まとめ

「脳の炎症を抑える鼻スプレー」という発想は、TBIだけでなく、脳の免疫バランスを整える新たな治療アプローチとして大きな可能性を秘めています。特に、BBBが破壊された際の免疫反応を制御する発想は他の脳炎などの治療に応用できる可能性があります。今後の研究に注目が集まります。

Nasal Spray Shows Preclinical Promise for Treating Traumatic Brain Injury | Mass General Brigham

テクノストレスとソフトウェア開発の未来:AIがもたらす進化と課題


ソフトウェア開発者を襲う「テクノストレス」とは?

ソフトウェア開発の現場は、目まぐるしい技術の進化と常に高いパフォーマンスが求められる環境にあります。そんな中で、多くのエンジニアが直面するのが 「テクノストレス(technostress)」 です。これは、IT関連の業務負荷によって生じる精神的・身体的なストレスを指し、特にソフトウェア開発者にとっては深刻な問題となっています。能力に関係のないリストラ、転職が多いのもストレスかもしれません。

最近の研究ですが、開発者がどのようにテクノストレスに対処しているのか に焦点を当て、27の対処法(コーピング・ストラテジー) を明らかにしました。

この調査では、715人のソフトウェア開発者やプロジェクトマネージャー を対象に、特にストレスを感じた場面やその対応方法を詳細に分析。結果として、

  • 一時的な回避(タスクからの離脱)
  • 問題解決(ITトラブルの修正や代替策の模索)
  • ソーシャルサポート(同僚や上司との相談)
  • 適応(受け入れ、認知の切り替え)

といった 4つの主要なパターン が浮かび上がりました。まあまあ、普通の結果ではありますね。特効薬はない。


AIアシスタント「Cline」のような開発支援ツールは救世主か?

こうした課題に対応するために、近年注目されているのが AI開発支援ツール です。「Cline」(Cline Bot Inc.社開発)は、その代表的な例であり、Visual Studio Code(VSCode) などの統合開発環境(IDE)と連携して、開発者をサポートします。

Clineは以下のような機能を備えています。

コード解析・修正の自動化(AST解析やLinterチェックの補助)

タスク自動化(ビルドスクリプト実行、デプロイ支援)

ターミナル統合(コマンド実行とエラーログの監視)

ブラウザ操作の自動化(E2Eテストやスクリーンショット取得)

AIがもたらす恩恵と新たなストレス

💡 ポジティブな影響

  • 開発の負担を軽減し、単純作業からエンジニアを解放
  • バグ修正やコードレビューの効率向上

⚠️ しかし、新たな問題も…

  • AIの修正は本当に正しいのか?」 という不安(ブラックボックス化問題)
  • AIに依存することで、基本的なスキルが衰えるリスク
  • ツールの学習コストが発生し、習得の負担が増える

アジャイル開発・スクラムとテクノストレスの関係

AIの導入と同時に、アジャイル開発やスクラム の普及もテクノストレスに大きな影響を与えています。スクラムは「短期間のスプリントで高速に開発を回す手法」として多くの企業で採用されていますが、これがストレスを助長する側面 もあります。

🔹 スクラムがストレスを軽減する点

✅ チーム間のコミュニケーションが活発になり、問題解決のスピードが向上

✅ タスクの進捗が可視化され、作業負担の分散が可能

🔸 スクラムがストレスを生む点

❌ スプリントごとの短期的な締め切りにより、時間的プレッシャーが増大

❌ 頻繁な仕様変更による「やり直し作業」が増え、疲労が蓄積

このように、スクラムはテクノストレスを軽減しながらも、プレッシャーのかかる開発環境を加速させる という相反する影響を持っています。


リモートワーク・働き方改革とテクノストレス

働き方改革やリモートワークの浸透も、テクノストレスの新たな要因となっています。

リモートワークの利点

  • 自由度の高い働き方が可能
  • 通勤時間の削減によるストレス軽減

リモートワークの課題

  • ちょっとした相談」がしづらくなり、問題解決のハードルが上がる、人が育たない
  • 境界が曖昧になり、仕事とプライベートのメリハリがつけにくい

また、「スプリント内で成果を出さなければならない」というプレッシャー が、在宅勤務であってもエンジニアの負担を増やしているのが現状です。


今後の課題:AI時代の理想的な学習・働き方・マネジメントとは?

テクノストレスを管理し、より持続可能な開発環境を構築するためには、学習方法・働き方・マネジメントの在り方を見直す 必要があります。

1. AIと共存する新たな学習スタイル

🔹 単なる技術習得ではなく、「AIをどう活用するか」を学ぶ

🔹 論理的思考・設計能力を重視し、AIの提案を適切に判断するスキルを養う

例えば、「コードを書くスキル」よりも 「AIが生成したコードを評価し、最適なものを選べるスキル」 が求められる時代になっていくでしょう。

2. 「スピード」ではなく「持続可能性」を重視した働き方

⏳ ただ速く開発するのではなく、「長期的に安定して働ける環境づくり」 が重要

💡 企業は「短期間の成果」だけでなく、「開発者の成長」と「心理的安全性」に投資すべき

3. マネジメントの変革:ストレスを可視化し、チーム全体で対応

  • 定期的なストレスチェックを導入し、過度な負担を早期に察知
  • 失敗を許容する文化」を育て、プレッシャーを軽減
  • メンタルヘルスを重視し、開発チームに心理的安全性を確保

結論:開発者が「消耗しない」未来をつくるために

AIの進化とスクラム開発の加速により、ソフトウェア開発の世界は大きく変わりつつあります。

しかし、それに伴い 新たなストレスの形 も生まれています。

これからの時代は、「いかに効率よく開発するか」だけでなく、「いかに持続可能な環境を作るか」が鍵 になります。

企業、開発者、マネージャー、それぞれが適切なバランスを見つけることで、より健全なソフトウェア開発の未来を築いていくべきでしょう。

自分自身はAI時代になって「先に仕様書を書くようになった」ところが最大の違いでした。以前は仕様書など書かずにいきなりコードを書いて、(個人でしか開発したことないだめプログラマの典型)、、でしたが、それだとAIの強みを全く活かせない。まずはこういう仕様です、をAIに指示する必要が出てきて、案外書く時間が変わらないや……というのが実際です。とはいえ、初めての言語とか、久々の言語でもなんとかなるので、AIでコードを書かないという未来が想像できません。